破壊的衝動
ほらね?
俺にとってはそれ以上でも、あいつにとって、それ以上でもそれ以下でもない。
「へぇ、そうなんだ。……ベッド、あと1つしか空いてないけど、どっちが使う?」
嘘つけ。
保健室には誰も来なかったぞ。
「え、そうなんですか?じゃあ、いいです。」
「そ?良かったわ。私達、これからヤるつもりだったから。」
何言ってるんだよ、こいつ!
「へっ!!?」
ほら、驚きながら真っ赤になってるし。
それに、なにより……知られたくなかった。