破壊的衝動


ほらね?
俺にとってはそれ以上でも、あいつにとって、それ以上でもそれ以下でもない。


「へぇ、そうなんだ。……ベッド、あと1つしか空いてないけど、どっちが使う?」


嘘つけ。
保健室には誰も来なかったぞ。


「え、そうなんですか?じゃあ、いいです。」

「そ?良かったわ。私達、これからヤるつもりだったから。」


何言ってるんだよ、こいつ!


「へっ!!?」

ほら、驚きながら真っ赤になってるし。
それに、なにより……知られたくなかった。
< 15 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop