破壊的衝動
もう、脅しに近い。
女って恐い。
どうして先生は俺に固執するのだろうか。
噂通りなら、他にも居るだろうに。
その方が、楽なのに。
「……わかりました。」
こんな時まで、物分かり良いだなんて。
ヤメロよ!
『好き』って言えない俺は、ただ、心で叫ぶだけ。
あいつは、体調悪いからって来た保健室から出ていった。
いや、保険医が追い出した。
「あの子、可愛かったわね。笑うともっと可愛いでしょうね。」
「……あぁ。」
もう、隠す必要もない。