Memorie~6-1虹米物語~
クラス発表
ピピピっ、ピピピっ。
朝の嫌な音が部屋に鳴り響く。
今日から私は6年生になる、
坂本椎那。
また同じ制服を着て、
内履きと2枚雑巾を入れた
軽いランドセルを担いで、
家を出る。
待ち合わせしていた、
咲本詩と一緒に学校へ向かう。
「ぁ~~、めっちゃ緊張するっ!!」
「離れたらどうするっ!?」
「・・・大丈夫。」
と、緊張しまくりのあたし達。