涙味のキス




「....しゅう?」


彼は視線を床へとおとす。

そして私の顔を見つめる。

とても切なそうに。

とても悲しそうに。


「ごめんな、今日」


「え?」


「でも俺、ゆりの事が大好きな気持ちだけは
過去も今も、これから先もずっと変わらないから」


「それだけは、約束」

「絶対愛してるから、、、」



しゅう.............


「うん..........」




うん........ありがとう..........

しゅう、大好き。



抱いてくれない理由はわからないけど

しゅうは何があってもずっと

ずぅ~っと、


私だけの王子様だよ。




「しゅう、大好き」




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