涙味のキス

指輪から出てきた彼


・・・・・・・・・ッッ??!!

「えっ・・・・?!」

「見える・・・見えるわ・・・・!!!」

「夜景が・・・・!星がみえるわ!!!」


あまりのびっくりな出来事に
つい興奮してしまう

これは現実・・・?

「ゆりさん・・・」

すると突然に
背後から低い男のひとの声がする

「誰っ?!」

と振り向いたと思ったら
すぐ近くにその男が立っていた。

びっくりして足がその男から遠ざかる


「キャッ!!!」

「危ないっっ!!!」

すると彼の腕が私の腕をつかむ

足をすべらせて屋上から
落ちそうになった私を
見知らぬ男が助けてくれた。


ホッ―――・・・


危なかった・・・

死ぬところだったわ・・・

「はぁー・・・」

「ありがとう」
「礼を言うわ」


とりあえずお礼を言う。


「・・・あれ?」
「死ぬつもりじゃなかったんですか?」

その男は青色の
怪しい瞳を輝かせて言った

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