涙味のキス



「愛してるのよ.....?」


「ずっと...ずっと....」


「待っていたのよ.....?」




「離れるなんて嫌だわ!」


必至に思いを伝える私。

瞳からは何度目かの大粒の涙。



こぼれおちる涙は
止まることを知らない




彼の匂いをまとったバスローブが
涙で少しずつ湿っていく
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