涙味のキス


覚えているのは
愛する人の愛の囁きだけ。





目覚めたのは病院のベッド。



窓から降り注ぐ日光が眩しい。



外から聞こえるのは
静かな鳥のさえずり。



心に残ったのは
"しゅう"という愛する人の
存在だけ。



"しゅう"を愛しているという

気持ちだけ。

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