涙味のキス
「ゆりーーーーーっ」


「起きろ起きろおきろーーーーっ!」



しゅうの声だ......

朝かなー?

眠いよぉ..........




ゆっくりと瞳を開けると
そこには満面の笑みを浮かべて
私を見つめる彼。



-----バチン!!!



「みっ、みないで!」


あまりに彼が綺麗すぎて
思わず引っ叩いてしまった



「いってぇぇーーー!!!」

「ゆりってば!乱暴なトコも
  全然変わってないじゃないかー!」



プンプンと怒りだす彼。


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