涙味のキス

............


「私、怖いわ」

「私は歳をとるけどしゅうは
  ずっとその姿のままなんでしょう?」




「嫌われるのが怖い」

「捨てられるの.......嫌だわ」


急にそう嘆く私を
彼は寂しそうな
悲しそうな目でみつめていた








「ゆり............」

「あのね」

少しの間があって
彼が口を開く






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