君に、愛に行くよ
――――………そして私はニヤけながら教室に入った。


…あ~。あの人誰だったんだろ?

かっこよかったな。

彼女いるのかな?

身長高かったなぁ。

名前なんてゆうんだろ?


―…あはっ、私の人生捨てたもんじゃない!!

って勝手に妄想しながら席に着いた。


「ねえねえ、名前ななんてゆうの~?」


「はっはい!?」


いきなり後ろから声をかけられてびっくりして後ろを振り向くと…そこには可愛いというか、キレイで顔立ちの整った、でも元気そうで化粧が濃い茶髪の人がいた。


緊張しつつも、


「み、水野空デス。」

と返事をすると、彼女はにっこりりと微笑んで、


「そらチャンか。よろしくね!!うちは~柚。綾瀬柚。ゆずって呼んで!」


「うん!私もそらって呼んで♪」


それから柚と沢山話して盛り上がった。


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