無口な君と




沖寺魅桜、それが私。




どこにでもいるただの高校1年生。




いたって普通の家庭に生まれ、普通に生活をし




普通づくしで生きてきた。




ここまで普通だと何が普通なのかも分からなくなる。




私はこの楽しくない人生を終わらせるべく




こうして2限目をサボり、学校の屋上にきてみた。




「・・・・・死ねるかな」




別に死後の世界なんて信じているわけでもない。




ただ・・・・。








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