約束～波乱万丈の恋～

おもいで。

「未優!麻莉!はるっ!帰ろー★」
「おーっ」
あたしと未優と麻莉とはるは家もご近所の幼馴染み。
高崎友妃というコも小学校の頃は同じ地区で同じ”帰りの班”だったけど　最近は全然喋ってない。
「そーいやあ友妃、どうしているかなぁ?」
「ああ...ゆうひね...」
「友妃って1－Aだよね?1－Aって　結構不良がたくさんいるらしいよ...気が弱い友妃…だいじょーぶかなぁ…?」
はるが心配したけど、「まああんまり仲良く無かったし別にいいや」
と未優が一瞬にしてはるの言葉をかき消した
「未優はあんま仲良くなかったんだっけ?」

「んー...ってゆうか　あんま喋って無いし笑」
はははっと笑っていたけれど、実は心配していた。
あの気の弱い友妃が…1－Aのクラスで大丈夫かなぁ…
小学校2、3年の頃は友妃と仲が良かったけれど、最近はめっきり遊んでも居ないし喋っても無い。
「まぁいいか...」
小声で呟いた。
誰も聞こえてないよーだった。