Letter→君へ
なんか嫌な予感がするな・・・



そして夕方になった。

私は退院した。

ある重い言葉を引きずって・・・・・。



『美亜、実は・・・あなたは病気なの。あ、でもすぐ治るからね!だから心配しなくてもいいわよ・・』


お母さんから告げられた言葉。


なんの病気かは教えられてない。

きっと酷い病気なのだろう。

お母さんは嘘をつくとき目が合わない。

今日、お母さんが告げている時 あまり目があわなかった。

とくに『あ、でもすぐ治るからね!』というとき・・・。

自信なさそうな、あの顔・・。


きっと、私は重い病気なんだろう・・・。
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