海の少女と空の少年

そうしている内にも、渦はその大きさを増し、近づいて来ている。

このままだと結晶はおろか、この場所すら危ない。


(もう、実力行使しかないようね…)

シオンは一つ息をして、手を胸の前で構えた。

精神統一し、『力』を放とうとしたその時


「ラウド!!!」

隣のカイトが叫んだ。
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