俺だけのお姫様☆★
「一之瀬 凛さん。僕と付き合ってください。」
ルックスは、まぁまぁ。
性格も良さそう。
けど、服からして貧乏臭い。
却下
「御免なさいね。あなたのような人、興味ないの。」
言葉だけを残して、颯爽と横を通り過ぎる。
ひどい・・・
皆は、そう思うかもしれない。
けれど、私のこの美貌を持ってして、あの程度のレベルなどもっての他。
まず、ありえない。
この「麗華学園」に入って、早二年。
未だに、私の心を揺さぶる出会いなんて、一度もない。