オレの相棒。
■神風悠弥という人物
---辺りが真っ暗になった頃。まだ4月ってこともあり、少し肌寒くなってきた。
クールダウンを終えて部室に向かうと、影が一つ、ポツリと映っていた。
「あっ、永谷~。お疲れ!」
神風には目もくれずに自分の荷物の所へ向かう。…こいつと話す気にならねえ。
「な~帰りにラーメンでも食いに行かねえ?」
「…別に。」
「行こうぜ~」
「別に行きたくない。」
あまりにしつこいものだから、ガツンと言ってやろうと思い振り返った。
…驚きのあまり、声が出ない。
こいつ…、
女なのか?