オレの相棒。




永谷の気持ち、正直言うと凄く嬉しかった。

俺が言うのもあれだけど、永谷は不器用だから。


その不器用な永谷が俺を必要としてくれてるのは嬉しかった。

…ま、あの"女"にはキツかったけど。


「え~、じゃあまず二人組でストレッチとキャッチボールから。」

コーチに指示され、楓ちゃんと二人でストレッチを開始する。



「ねえ、悠弥ちゃん」

「ん?」


「永谷くんの事、好きなんでしょ?」



好き、か。

確かに小学校の時から、永谷は俺の憧れだった。


それを"好き"って言うのか?









< 114 / 320 >

この作品をシェア

pagetop