オレの相棒。



「苓那さんと何かあったんすか?」


「苓那が大学卒業したら結婚しようって言ったらさ、今の颯太は嫌いって言われて。頭がついてかない…。」

颯太さんは、苓那さんの事大好きなんだな…。苓那さんも。


「…プロ、指名受けてるんですか?」

「ああ。けど、断るつもり。」


「野球続けて欲しいんですよ、颯太さんに。苓那さんは、野球をしてる颯太さんが一番好きなんじゃないかな」

苓那さんは野球が好きだから、自分のせいで野球が出来なかった颯太さんを見てるから…野球を続けて欲しいんだと思う。


「…そか、考えてみるよ。まさか悠弥に励まされるなんてな。じゃあそんな悠弥にアドバイス。永谷も素直じゃないけど、悠弥ももっと素直になれよ。」


素直って言われても、俺は今アメリカに居るわけで、しかもあんなこと言っちゃたしな……。




颯太さんが野球の練習に戻ってすぐ、俺の携帯が鳴った。









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