オレの相棒。
「お父さんすること残酷だからさ、何するかわからないし。多分…、いや絶対に誰かに迷惑かけることになる」
「…じゃあ、女子野球行くのかよ」
「だからそれは断った。でも、結局俺は試合に出れないし、それなら…って」
オレ自身、どうしたらいいのかわからなかった。解決策が見えない…。
「大和はお前に球受けてもらいたくて、この野球部に入ったんだ。…お前を必要としてくれてるやつを見捨てるのか?」
こんなこと言っても意味がないことぐらいわかってる。…一番苦しんでるのが誰かもわかってる。
「…だから悩んでるんだ」
「お前の親父さん、今どこにいるんだよ。県内に居るのか?」
「連絡とってねーから、知らねえ。」
さっきふと思いついた。
「…親父さんのとこ行こう。オレもついていくから。」