オレの相棒。



しばらく沈黙が続く。その沈黙を破ったのは楓ちゃんという女の子だった。


「あ…あの、あたし先に帰ってるよ…。」

「な、なんで?」

「悠弥ちゃん言ったじゃん。永谷くんと話せないのは辛いって。ちゃんと話した方がいいよ。」


そういうと笑顔で手を振り、帰っていった。部室前にはオレと神風しかいない。またも沈黙が続いた。



「あ、のさ」

「何?」


「…ちょっといいか?部室で話でも、しようぜ」

「…ああ。」


神風に言われるがまま、部室に入って椅子に座る。


すると神風が口を開いた。







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