オレの相棒。




何やってんだよあいつ…。オレなんかのために何してんだよ…っ。


「…や、めろ。……神風は、…関係ないんだろ!やるなら…オレ、に。」

「大丈夫だよ、永谷。…ハズいからあんま見るなよ。」



スルとズボンのあとから綺麗な脚が見えてきた。こう見るとほんとに女に見える。


って、何考えてんだよっ!!とにかく…こいつの腕を退けねえと。



「上もだよ、上も。」


こいつ…まじで許さねえ。

ふと、神風に目をやる。すると神風の手が微かに震えていた。あいつをこれ以上苦しめるわけには…っ!!!




でもオレにはどうすることも…。クッと拳を握りしめたとき、部室のドアが突然開いた。






< 69 / 320 >

この作品をシェア

pagetop