オレの相棒。



「…重症だわ。あの時の永谷が頭から離れていかねえ……」

「あの時?」


「タケ先輩との日。永谷が押さえ付けられてんの見て…怖くて……。球受けようとする度に、思い出す…」

こいつが…神風がこんなになったのは、…オレのせいか、っ。


「バカじゃねーの?オレは何があっても野球辞めねーよ。わかったらさっさと構えろ。」

「…バカってなんだよ。俺はマジで心配してんのに…。」


「誰も心配してって頼んでねーから。ほら、いくぞ。」



お前のその苦しみ…オレが救ってやるよ。









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