フロックス



それから…私たちは自室に戻った。



「いっくん…」



「一緒に寝るか?」



「うん。」



何かあった夜は一緒に寝る。それが昔から恒例になっていた。



「いっくん…私バイトする!自分のお小遣とかぐらいは自分で稼ぐ!」



「やめとけ。俺がバイトするから…弐智佳は勉強……な?」



いっくん………



「うん。」



本当、私は役立たず…
それだけを話して…私たちは寝た。



平凡だった高校生活が崩れはじめた…。



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