フロックス
「ぐすっ…」
涙がとまらない。
「偉いぞ、」
そう笑顔で言った莱輝さんを初めて憎く思った…
「にちかは、これで東郷の人間だ。ようこそ、にちか。」
だけど、その笑顔は綺麗で…思わず見惚れそうになってしまったー。
「じゃあな、俺は明日も仕事で早いから…おやすみ。ゆっくり休めよ…」
「はい、おやすみなさい。」
莱輝さんは私の額に唇をおとし…部屋を去った。
動機が速いのは…
普段とは少し違う莱輝さんがいけないんだー