フロックス



「………」



私も眠たくなってきたなぁ…



「おい、寝るなよ。」



「ふぇっ?」



タイミングよく…声が響いたのは、私が欠伸をした時だった。



「………おはようございます。」



すっごく恥ずかしい…
今、絶対にマヌケな顔してた。



「寝すぎ。それにどこ行ってたんだ?」



「えっと…トイレに行って……迷子に……」



「………迷子?お前は道も覚えられないのか?」



「すみません。」



うぅ、恥ずかしいよ。



「…まぁ、いい。だんだん慣れろ…」



「はい。」



社長はすごくクールで…
表情を一切かえない。




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