好きになった方が負け
11#モヤモヤ
「♪♪♪♪」
部屋に入るなり、ベットに倒れ込んだあたし。
さっきから、携帯の着信音が響いてる。
慶太かな…?
正直、今は電話になんか出たくなかったけど、慶太にまで迷惑かけるわけにはいかない。
重い体を起こして、通話ボタンを押す。
「もしもし?」
『……出るの遅っせぇよ』
携帯からは、やっぱりいつもよりも機嫌の悪そうな慶太の声。
「ごめん、親と話してたから」
適当に答えて、今の気持ちをごまかす。
『…………』
「慶太?」
『……ったか』
「え?何?聞こえないよ」
声が小さ過ぎて聞こえないから聞き返すと、一言だけ叫んで電話を切った。
『……今から行くから!!』
ブチッ
部屋に入るなり、ベットに倒れ込んだあたし。
さっきから、携帯の着信音が響いてる。
慶太かな…?
正直、今は電話になんか出たくなかったけど、慶太にまで迷惑かけるわけにはいかない。
重い体を起こして、通話ボタンを押す。
「もしもし?」
『……出るの遅っせぇよ』
携帯からは、やっぱりいつもよりも機嫌の悪そうな慶太の声。
「ごめん、親と話してたから」
適当に答えて、今の気持ちをごまかす。
『…………』
「慶太?」
『……ったか』
「え?何?聞こえないよ」
声が小さ過ぎて聞こえないから聞き返すと、一言だけ叫んで電話を切った。
『……今から行くから!!』
ブチッ