好きになった方が負け
12#笑美の気持ち
「……なるほどね。そんなことになってたんだ」
次の日の朝、加奈子に連絡して、ファミレスで話を聞いてもらった。
今まであったこと、あたしのハッキリしない微妙な気持ちまで全部伝えた。
うまく話せたかは分からないけど…。
「今まで生きてきて、一番自分のこと情けないと思うよ」
「ビックリするぐらい綺麗な三角関係じゃんっ」
そう言ってなぜか笑う加奈子。
うん、でも…笑ってくれた方が気持ち的には楽。
「龍くんの矢印は全くこっち向いてないけどね」
分かってるんだけど、どうしても切り離せないんだよ…。
「じゃあ何?笑美は今、二人が好きなわけ?」
う…っ。
「未練たらしく龍くんも忘れられないけど、慶太にキスされるのが嫌なわけじゃないんだよね…」
ほんと今のあたし最悪。
次の日の朝、加奈子に連絡して、ファミレスで話を聞いてもらった。
今まであったこと、あたしのハッキリしない微妙な気持ちまで全部伝えた。
うまく話せたかは分からないけど…。
「今まで生きてきて、一番自分のこと情けないと思うよ」
「ビックリするぐらい綺麗な三角関係じゃんっ」
そう言ってなぜか笑う加奈子。
うん、でも…笑ってくれた方が気持ち的には楽。
「龍くんの矢印は全くこっち向いてないけどね」
分かってるんだけど、どうしても切り離せないんだよ…。
「じゃあ何?笑美は今、二人が好きなわけ?」
う…っ。
「未練たらしく龍くんも忘れられないけど、慶太にキスされるのが嫌なわけじゃないんだよね…」
ほんと今のあたし最悪。