好きになった方が負け
14#慶太の気持ち
「もしもーし!!」
『んだよ、そのテンションうぜー』
「今日ね、龍くんと花火行ってきた」
『……だからテンション高ぇの?』
夜、あたしは慶太に電話した。
どうしても話をしたくて。
「ううん、テンションは関係ない。でも…慶太に話がある」
どうしても話を聞いて欲しくて。
『すげぇ嫌な予感すんだけど?』
「明日会える?」
あたしは無理にテンション高めに話す。
無理矢理こうしてないと、決意が揺らぎそうだから。
『会わない。何?今話せば?』
「……会ってちゃんと伝えたい」
『嫌。俺は別れたくない』
慶太って何でこう勘がいいんだろ?
またあたしの中で、逃げたい気持ちが動き出す。
『んだよ、そのテンションうぜー』
「今日ね、龍くんと花火行ってきた」
『……だからテンション高ぇの?』
夜、あたしは慶太に電話した。
どうしても話をしたくて。
「ううん、テンションは関係ない。でも…慶太に話がある」
どうしても話を聞いて欲しくて。
『すげぇ嫌な予感すんだけど?』
「明日会える?」
あたしは無理にテンション高めに話す。
無理矢理こうしてないと、決意が揺らぎそうだから。
『会わない。何?今話せば?』
「……会ってちゃんと伝えたい」
『嫌。俺は別れたくない』
慶太って何でこう勘がいいんだろ?
またあたしの中で、逃げたい気持ちが動き出す。