好きになった方が負け
16#空回り
「かんぱーい」
龍くんの烏龍茶と、あたしのグレープフルーツジュースのグラスが高い音を立てた。
「あー!!冷たくて最高!!ビールだったらもっとよかったけどっ」
車できてるから今日は飲めないけど、いつか酔っ払った龍くんも見てみたいな。
あ、甘えてきたりして…!!
「おーい。笑美?」
は…っ!!
ヤバ…一瞬異世界に飛んでた。
「そういえば話があるって言ってたよな?」
いきなりきた…!!
うん…言わなきゃだよね。
「……あたしね、慶太と別れた」
素直になるって決めたから、もう隠し事もしたくない。
ありのままのあたしを知って欲しいの。
「は…?」
ポカンと目も口も開けて動かなくなった龍くん。
龍くんの烏龍茶と、あたしのグレープフルーツジュースのグラスが高い音を立てた。
「あー!!冷たくて最高!!ビールだったらもっとよかったけどっ」
車できてるから今日は飲めないけど、いつか酔っ払った龍くんも見てみたいな。
あ、甘えてきたりして…!!
「おーい。笑美?」
は…っ!!
ヤバ…一瞬異世界に飛んでた。
「そういえば話があるって言ってたよな?」
いきなりきた…!!
うん…言わなきゃだよね。
「……あたしね、慶太と別れた」
素直になるって決めたから、もう隠し事もしたくない。
ありのままのあたしを知って欲しいの。
「は…?」
ポカンと目も口も開けて動かなくなった龍くん。