好きになった方が負け
てか、意味分かんないし!!

いきなりキス!?


それってあたしのこと…?

え?何?

嘘!!慶太があんなことするなんて。


「今の見た!?」


「見た見たっ」


ふと回りを見渡すと、何人かの人があたしを見てた。

こんな人の多いとこで…信じられない!!


とりあえず、龍くんの元へ戻る。


「あれ?飲み物は?」


不思議そうな龍くんの腕を掴み、場所を移動する。

さっきまでの悲しい気分を、本当に一瞬忘れてしまってた。


「何があった?」


人の少ないとこに座り、龍くんが心配そうに聞いてくる。

でもこんなこと、龍くんには言えないよ…っ。


「慶太にキスでもされた?」


「え!?何で知っ…」


ここまで言って後悔した。

バラしてどうすんの。
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