君色の夢に恋をした。
prologue


淡くて、儚くて。
届きそうで、届かない。


それは、たった1センチの恋でした。




「人は温かいものだから。」



そう言った、君の手のひらを握るのが怖くて。

私はずっと、目を背けていた。




…本当は、好きでした。
本当に、大好きでした。


フィールドで輝く君を、誰よりも真っ直ぐと見続けていました。




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