君色の夢に恋をした。
こんなアッサリした関係だったからかもしれない。
お互い干渉するわけでもなく。
私の酷い態度に文句を言うわけでもない。
また、かけがえのない存在ってわけじゃないから、
いつでも手放すことができる。
きっと、お互い無関心な関係だから。
こんな私でも、翔とはなんだかんだで言って、付き合っていけてるのかもしれない。
…まぁ、この関係も、
翔が『またね』って言わなくなった日には、なくなるんだろうけど。