君色の夢に恋をした。
「…そういう態度がムカつくんだよ!」
主格の隣にいる、いつもゴマを擦ってる女子が、
私を壁へと強く押し付ける。
思わず、奥歯をギュッと噛んでしまった。
…じゃあ、どうすればいいのよ。
やりきれない気持ちが、私の心に滲む。
だって、
反抗的な態度をしたって。
泣き叫んだって。
あなたたちはどうせ、同じことをするんでしょ…??
わかっている。
元から、理論的な理由なんてイジメには存在しない。
ただ、この子たちは適当な理由をつけて、私をイジメたいだけ。