君色の夢に恋をした。
悪夢、再び
「ちょっと、きてくれる。」
私を取り囲む、四人組のクラスのハデめな子。
そんな彼女たちを見て、私は顔をしかめてしまった。
この状況は、昔いやってほど経験していた。
だから、別に驚きもしないし、怖くもない。
だけど…、
私、彼女たちと関わった記憶もないんだけど。
高校に入ってからは、私はいじめを受けているわけじゃない。
ただ、自ら距離を置いているだけ。
だから、彼女たちに嫌われる要素もないはずだし、
呼び出される理由もない。
正直、この状況は、彼女たちが何を考えてるのか理解し難いものだった。