君色の夢に恋をした。


「…なにか言えよ!!」



私が無言だったことが気に入らないらしく、


集団のうちの一人が、私の胸板を掴んできた。



…ったく、馬鹿馬鹿しい。


自分が気に入らないことがあったら、こうやってすぐキレて…

短気にも程がある。



はぁ…、と
ため息をつきたいのをこらえ、私は仕方なく口を開いた。



『…身に覚えないけど。』



どうせ…コイツ等も同じ。


理不尽な理由で私に文句を付けてくるんでしょ??



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