君色の夢に恋をした。
そっと。
空を見上げてみる。
…太陽。
眩しくて、
明るくて、
決して、届かない存在。
けれど、『太陽』がなければ生きていけない、
大切なもの。
…私にとっての『太陽』は一体なんなんだろうか。
普通に太陽を描くのはありきたりすぎる。
じゃあ、一体何を…??
「…どうしたの??」
そんな風に頭を抱えていた時だった。
ふと顔をあげると、
そこには白い歯を二カッと覗かせながら、私と同じ目線にいる翔。