君色の夢に恋をした。


『別になんでもないからっ!』



あまりにも近すぎた顔に、慌てて退く。


そんな私をみて、翔は楽しそうに笑った。



「そんな驚かなくても…。」

『驚いてないし!』



ほんのり染まる頬。

きっと翔は気づかない。



トゲトゲしい態度も、
可愛くない態度も、


『変わる』って決めてたのに、何も変わってなくて。


そんな自分が心底悲しくなった。




「…早口の絵って、いいよね。」

『えっ??』



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