君色の夢に恋をした。



こういう人って一番嫌い。


何もわかってないくせに、中途半端な正義感で私を振り回すタイプ。


別に、いいから。


私は悩みを聞いてほしいとか、クラスに馴染みたいとか、そんなこと思っていない。


放っておいてくれれば、それでいいの。




「光を、入れた方がいいと思うんだ。」

「は?」




―…この時から私、翔は他の人とは違うって、本当は気づいていたんだと思う。



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