君色の夢に恋をした。
夢、彼、サッカーボール
「何やってるの??」
その声に導かれるように。
私は顔を見上げる。
その先には、二カって爽やかな笑顔を漏らした翔がいた。
『別になにもやってないから!!』
そう言いながら、ソッとバレないように、キャンパスを背中へと移動させる。
私の、太陽。
翔を描いていたなんて…
本人目の前で、言えるわけがない。
『…翔は何をしにきたの??』
話題を何気なく逸らす。
そんな私に翔は違和感を感じることはなかったみたいで、ニコッと微笑んだ。