君色の夢に恋をした。




「……あっそ。」



出てきたのは、たった2文字の短い言葉。


それだけしか出てこなかった私は、ごまかすように再び手を動かし始める。




…私としたことが、絵のことだったからつい、翔に反発してしまった。


かなりの、反省点。



「……なぁ。」

「……。」

「また、ここに来ていい?」

「…は?」



何言ってるの、コイツ。



「なんか、ここにいるの楽しいから。

また来て話したいなって思って。」



楽しいって、バカじゃないの?




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