君色の夢に恋をした。


…そう考えて見ると、昔の私はちっぽけだ。


“1人で生きていく”

なんて大口叩いていて…。



そんなの、無理なのに。


人と人は支えあわなくては、生きていけないものなのに。



…こんな風に考えることができるようになった私も、随分成長したんだと思う。



『…私で、いいんですか??』



正直な疑問だった。


そりゃ、私にとって翔はとてつもなく大きな存在だけど。


翔にとっては、わからないし。


そんな私が、翔を支えることを任されるなんて…

嬉しいと同時に、


『私でいいのかな』っていう戸惑いがあった。


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