君色の夢に恋をした。
『…勝利、おめでとう。』
そう、翔たちは今日、勝利を収めた。
翔のあの一点以外、あれから両者、得点が入ることがなかったのだ。
『翔、今日の試合、誰よりも輝いていたよ!』
お世辞とかではなく、本当に。
だって点を入れて、チームを勝利へと導いたのは翔。
キレのいい動きをして、敵の得点を抑えたのも翔。
きっと誰もが翔のことを注目していたし、
誰もが、その意見だけは一致させるだろう。
それぐらい、翔は輝いていたんだ。