君色の夢に恋をした。
「……。」
『……。』
沈黙が流れる。
時計のカチコチ音だけが、妙に響いていた。
今まで翔といたときは、そんな沈黙ほとんどなかったのに。
事がどれぐらい大きいか、それによって思い知らされる。
「…ごめん。」
ふいに漏れた翔の言葉。
その言葉には後悔が込められている。
そんな悲しそうに、言わないで。
次に放たれる言葉がどれくらい恐ろしいのか、実感してしまうから。
「…俺の、せいなんだ。」
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