君色の夢に恋をした。


祐二くんは、一体何を見ているんだろう。


翔が、一生懸命ボールを追いかける姿??


それとも、キラキラとした目で夢を語る姿??


どっちにしろ、私もみたことがある光景であることは間違えなかった。



「叶えさせてやりたいんだよ!!!


あんなに頑張っていたのに。
あんなに楽しそうだったのに…


こんなの見てられないんだよ!!」

『……。』



私の目からも涙が零れた。


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