君色の夢に恋をした。



なんでみんな、私を無視するの?
なんで私の机の上に、“シネ”って文字があるの?


ねぇ、なんで


なんで、 私 なの?



「なんで学校きてるんだよ。きもいんだよ。
―…消えちゃえばいいのに。」



どこからか1つ、声が聞こえた。


独り言のようだけど、確実に私に向けられた言葉。
それを裏付けるかのように、私が肩を揺らしたら、クスクス笑い声が起きる。




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