花言葉〜チューリップ〜



「最後にね、ハナミズキ。花言葉は‥。‥この気持ちを受け止めて。」





阿宮は、“恥ずかし‥”と呟き、目が、潤んでいた。




「阿宮、いいよ。」





「へ?」






阿宮は目を潤ませたまま、顔を上げた。





俺は、気が付いたらオッケイしていた。


そんな感じだった。





「ほんとに、いいの?」





「いいよ。でも、気まずいのはなしな?」






「うんっ♪」







阿宮の可愛さから、口元が緩んだ。





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