花言葉〜チューリップ〜



視界が潤んできた。






「冬樹がさ、前に中津と付き合ってたの知ってんだろ?中津には、本気だったんぢゃねーの?1人で舞い上がるとか、幸せ者だな。よく考えれば、わかるだろ?」






「なんで‥?なんで永石くんに、そんなこと言われなきゃいけないの?」






震えた声で、永石くんに聞いた。





これを言うのがやっとなくらい、心は痛んでたのに‥。





永石くんからの言葉は、終わりじゃなかった。




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