僕の机のスミの恋人
プロローグ
僕はある時ふと思う時がある。青春っていつからなんだろうか……っと。
人生を季節であらわすと若い世代が春にあたるだろうか、別に華やかでなくともそれは青春であるのか――…
そんなどうでもいいようなことをふと思いふけてみるのも青春なのかもしれない。
回りが青春を謳歌していても、僕はなんの感慨もなく中学を卒業し家から1番近い高校に入学した。
義務教育を自分を縛る鎖と考える人は多いだろうが、僕は、そう思わない。
それは、高校生活になれたころに気づくだろう。厳しい世間に突き出されただけということに……
そんななか青春を探すことなんてできやしない
僕は、日本社会が生み出したマニュアルのような人生を過ごすんだ。
ツマラナイ
でも、なにもできない。
そんな無力感をまとって僕は君のいる高校に入学したんだ。
机のスミの君がいる……
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