上司に恋しちゃいました
「……ふっ!」
拒むより先に鬼の王子の唇が、あたしの唇を塞ぐ。
絡められた舌先。
押し付けられた熱い身体……。
「ほら、美月もスイッチ入った」
「やっ……」
鬼の王子の意地悪な瞳は、あたしなんかよりもよっぽどセクシーで。
何もかも忘れてしまうほど……。
「課長……っ!」
鬼の王子の背中に掴まり、名前を叫ぶ。
触れられただけで、頭が真っ白になりそうだった。
「ちょっと! 会社で何やってんのよ!」
突然の第三者の声に、あたし達は驚き一瞬で身体を離した。
ドアから見える人影。
声と体格からして女の人だとは分かるけれど、目が光に慣れなくて顔が判別できなかった。
拒むより先に鬼の王子の唇が、あたしの唇を塞ぐ。
絡められた舌先。
押し付けられた熱い身体……。
「ほら、美月もスイッチ入った」
「やっ……」
鬼の王子の意地悪な瞳は、あたしなんかよりもよっぽどセクシーで。
何もかも忘れてしまうほど……。
「課長……っ!」
鬼の王子の背中に掴まり、名前を叫ぶ。
触れられただけで、頭が真っ白になりそうだった。
「ちょっと! 会社で何やってんのよ!」
突然の第三者の声に、あたし達は驚き一瞬で身体を離した。
ドアから見える人影。
声と体格からして女の人だとは分かるけれど、目が光に慣れなくて顔が判別できなかった。