上司に恋しちゃいました
「なんか俺に言うことは?」


「ご、ごめんなさい」


「ふ~ん、謝るようなことしてたんだ」


「し、してないです!」


「じゃあなんで謝ったの?」


「それは、課長が怒ってるから……」


「なんで俺が怒ってるか分かる?」


「……あたしが、告白されたからですか?」


「違うよ、他の男に触られたからだ」


鬼の王子は体重をかけて唇を押し付けるようにキスしてきたので、あたしはそのまま上半身だけテーブルに寝そべる体勢になってしまった。

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